宮城郡の子供矯正相談の患者さんのご質問です。
歯ブラシを嫌がる子供に対する対処法は、どの様にしたら良いでしょうか?
歯科治療の吐き気、
嘔吐反射、矯正の吐き気を防ぐ
等の相談を、西村歯科では、よく受けます。
その時の対策方法は、
西村歯科では、
3対策を教えています。
- ①歯ブラシ
- ②ガラガラうがい
- ③歯磨き粉
ひとつ、ひとつ解説いたします。
①歯ブラシは、歯磨き粉を付けません。
歯磨き粉を付けずに、テレビの前で、
何時でも、どこでも歯ブラシを持ち歩き、家の中で歯ブラシをするのです。
そうすると、口の中の敏感さ(感作といいます。)が外れ、吐き気、嘔吐などの
反射がとれます。つまり、口の中を刺激し、刺激になれる事が大切です。
赤ちゃんが、足の裏が柔らかい内に、外を歩くと痛い様に、段々と歩いていると、
裸足でも痛くなくなりますね、その感覚です。吐き気、嘔吐反射がある患者さんは、
敏感なんですね。歯ブラシが嫌がるお子さんも、何か?原因があります。
その原因を、探る事が大切です。もしかすると、歯ブラシの力ではないですか?
こども用の歯ブラシは、大人の歯ブラシよりも毛が短いです。つまり、腰がある歯ブラシです。いつもの、お母さんが磨いている力で、歯ブラシをすると痛みになります。
お子さんは、痛がって嫌がっているかもしれません。力を弱めてみて、お子さんの変化を見ましょう。
少し歯磨き粉を付けると、潤滑油の役割があり、痛みが少なくなることもありあます。
色々と、諦めずに試してみましょう。
②ガラガラうがいについて
インフルエンザ・風邪予防にガラガラうがいをすると思います。
これは、吐き気・嘔吐反射の強い子供・歯ブラシを嫌がる子供に有効です。
なぜなら、舌の奥には、舌咽神経があるからです。この神経は、舌とのどに関係する神経です。
この神経を刺激し、この神経を、吐き気がしない様にしていきます。
この練習が、ガラガラうがいです。毎日、朝 30秒間上を向いて、ガラガラうがいをしましょう。
風邪の予防・インフルエンザの予防にもなります。お薦めです。
③歯磨き粉は、市販の歯バ磨き粉より、歯科医院専売の歯磨き粉を使用します。
なぜならば、
泡が少ない歯磨き粉が、歯科医院専売の歯磨き粉なのです。
しかも、臭い、刺激も少ないので、吐き気がしません。この歯磨き粉を使用し、毎日、歯ブラシをすると良いでしょう。
毎日、洗面台の前に立ち、歯ブラシで、むし歯予防・歯周病予防をするのです。その事で、
口の中を刺激すると、吐き気のある患者さん・嘔吐反射のある患者さん、
歯ブラシを嫌がる患者さんは、慣れてきます。
口の中に異物を入れる練習を毎日しましょう。
皆さんのお困り事が、改善すると良いですね!