宮城郡の歯医者／小児・矯正歯科／土曜診療／西村歯科医院

大人になってからの歯科矯正治療が本当に良いのでしょうか？

宮城県松島の西村歯科医院　院長　西村　真です。

お子さんの健康を全力でサポートしてまいります。

子どもの発育は、日々変化します。

「歯が重なっている。」

この時に、原因を確かめる事が大切です。

昔の子供と今の子供では、原因が違うのです。

つまり、昔の子供は、むし歯が多く、乳歯が早く抜けてしまい、その結果、歯の生える場所が無くなり、歯並びが悪かったのです。

しかし、今のお子さんは原因が違います。

むし歯が少ないのです。

そこには現代病の特徴があります。

それは、呼吸・姿勢・習慣・口の使い方などが原因で、歯並びがおかしくなります。

例えば、想像してみて下さい。

下の歯のかみ合わせには溝があります。
そこに、上の歯のでっぱり部分が噛むのです。

これが、噛み合わせです。

しかし、この咬み合せが少しずれると、でっぱりとでっぱりが噛む事になります。
そして、そのでっぱりは、向こう側に落ちるか？こちら側に落ちるか？で、咬み合せが変わります。

これが、いわゆる不正咬合なのです。

では、不正咬合のまま放置して良いのでしょうか？

このまま放置した場合は、その様に成長してしまいます。
その不正咬合のまま、成長した咬み合せを変えることは、部分を変化させる事になります。

みなさん、ご存じの通りにヒトの身体はバランスを保ちながら健康を保ってます。

不正咬合は、不正咬合のまま、バランスをとり、大人になっているのです。

それは、歯並びだけではなく歯並びの周囲の構造も不正咬合を受け入れる構造になっているのです。

不正咬合の歯を抜いて並べる事は、バランスを崩す事になります。

足の大きい大人に、小さい靴を履かせる状態と同じになります。

これが、大人になってからの矯正の弊害になります。

しかし、子どもの矯正の場合は、先ず原因を探します。
その原因を解決する事によって、正しい方向へと全身や口腔内環境が成長し、変化していくのです。

「成長する前に変える」「成長後に変える」どちらが、正しいでしょうか？

成長前に変える事は、正しい成長を促せます。

成長後に変えた場合、成長時期の悪い原因を残したまま成長します。

どちらが、健康的に育つでしょうか？

もちろん、前者の早い時期から悪習慣を改善する事でしょう。

問題は、その歯並びに影響している悪習慣が、身体の健康上問題ないのか？を診断する事にあります。

この診断を、私は重要視しています。

例えば、顔の歪みからくる不正咬合も診断します。
また、歯肉の状態、むし歯の管理等を含めた総合治療が必要な矯正が今のお子さんの不正咬合なのです。

従来は歯並びが悪くなってからの歯科矯正が主流でした。

現代は歯並びが悪くなる前のこども歯並び矯正が進んいます。

是非、お子さんには【現代タイプの歯科矯正が出来る先生】を選んでください。