みなさん こんにちは
西村歯科医院 院長 西村真です。
石巻矯正治療が中々改善しない患者さんが来院しました。
受け口の矯正治療をされて、1年以上の患者さんです。
この患者さんの対応策は、矯正治療を阻害している原因の確認にあります。
例えば、低反発枕が原因の場合です。
低反発枕は、身体の圧力を分散させます。
つまり、身体を包み込む様な形になります。そうすると、固い枕、又は固い敷布団だと、沈み込まないため、寝返りがうち易くなります。
しかし、低反発枕だと、沈み込むため、寝返りがうち難くなるのです。
子供矯正の場合、顔の発育が重要になります。
低反発枕は、うつ伏せ寝をそのままにさせてしまう可能性があります。
そうすると、成長期の子供は、顔の変形が起こります。それが、所謂、受け口なのです。
子供の頭の重量は、どの位あるでしょうか?
小学3年生で、3kgあります。
この力が問題なのです。
矯正の力が、この重さに負けてしまうのです。
実に、歯を動かす矯正の力の10倍の力なのです。この石巻の矯正の患者さんも、この事に気付いていなかったのではないでしょうか?
そして、矯正をする先生も、未だ一般的ではなく、指摘をする先生が少ないのです。
しかし、子供矯正は、環境に左右される事が多いのです。例えば、鉛筆を前歯で咬んでいると前歯の歯が、開いてきます。前歯で、舌を咬んでいると前歯が咬まなくなります。
口呼吸で口を開いていると、前歯が出っ歯になって来ます。この様に、子供の矯正は、必ず原因があります。
この原因の探し出す事が、治療の50%を占めます。
なぜなら、この原因を放置する事は、顔の歪みに繋がるからです。
顔の歪みは、一番分かり易い歪みですが、実は、身体の歪みも起きている事が多いのです。
歯並びの悪いお子さんを立たせてみると、どちらかに、傾いている場合が多いのです。
この事は、身体が成長する時に問題を生じます。ですので、先ず、最初に発現する分かり易い症状、子供の内の歯並び不正の時期に、その環境を是正して置く。そうすると、不正咬合・不正な身体の歪みに向かっているベクトルが、方向を変え、健康的な発育の方向へベクトルが変わるのです。
健康的に自然な形で発育させる環境さへ与える事が出来れば、子供たちは育ちます。
そして、自分たちが本来持っている優れた才能・個性を充分発揮できるのです。
鼻呼吸の子供、口呼吸の子供、どちら?が、前向きな元気な子供に育ちますか?これは、私たち大人でも経験出来ます。風邪の時に、鼻が詰まっている状態だと集中力が出ません。
この事が子供の歯並びの矯正治療が必要な患者さんにも起こっています。
是非、集中力のあるお子さんの環境を整えて下さい。
西村歯科は、子供の生活習慣の指導にも力を入れています。是非、こども矯正と生活習慣の勉強にお越し下さい。