こども矯正のメリットは、取り外しができる矯正装置を使用できることです。これは、ブラケット矯正装置を装着する事によるむし歯(以下の写真)のリスクを、大幅に低減します。
しかし、本人が矯正装置を嫌がったり、本人が矯正装置を使用しない場合は改善しません。是非、保護者の方のご協力をお願いいたします。また、継続しない原因は、短期記憶→長期記憶に移行しないためです。毎日10分以上は、努力して継続すると習慣化しますので頑張りましょう。忘れない様に良く目立つところに、付箋等を貼るなどして頑張りましょう。
西村歯科医院では、エリック・カンデル先生の理論を基に毎日10分でも良いので、毎日やり続ける様に患者さんと保護者の方にお話ししています。正に、こども矯正は、本人、保護者の方、歯科医院との協働作業です。

エリック・カンデル先生
ノーベル生理医学賞受賞
国籍:アメリカ合衆国
短期記憶→長期記憶(習慣化)です。
取り外し装置は、毎日やり続ける事が大切で、習慣化になる事が矯正成功のカギになります。
具体的な装置
①上顎右側中切歯が、片側1本だけ出ている(本人が気にしている)。
②上下前歯の歯並びが、気になる(本人と母親)。
(一番聞きたいこと)
サッカーなど激しいスポーツをしているが、矯正治療は問題ないでしょうか?
期間は、どの位かかるでしょうか?
(問題点)
期間については、後ほど説明しますが、以下の5つの問題点が挙げられます。
①下顎左側犬歯・小臼歯が、横から出てきています。
②アクエリアスなどのスポーツドリンク・歯ブラシの習慣(朝・就寝前 約1.5分間)
また、激しいスポーツをしていて、矯正は可能か?
③上下顎前歯が、生える場所が少ない
④嘔吐反射が、多少あります。
⑤通院できる時間が少ない。
具体的にご説明します。
①下顎左側犬歯・小臼歯が、横から出てきています。
②アクエリアスなどのスポーツドリンク・歯ブラシの習慣(朝・就寝前 約1.5分間)
また、激しいスポーツをしていて、矯正は可能か?
→激しいスポーツの場合は、固定性の矯正装置が主体の矯正になります。その場合、むし歯の発生があります。
歯ブラシをしっかりしないと、むし歯になる可能性が有ります。
このことは、矯正しない場合でも、サッカー(口呼吸)+スポーツドリンク+歯ブラシ不足=むし歯発生に繋がりますので気を付けましょう。
スポーツドリンクは、無糖のものを選び、歯ブラシの指導を西村歯科医院でしますので、頑張りましょう。
③上下顎前歯が、生える場所が少ない。
→矯正装置による歯の歯の生える場所の確保が必要です。
④嘔吐反射が多少あります。
→のどの敏感さを改善するために、毎日、「のどのガラガラうがい」をしましょう。
⑤通院できる時間が少ない。
月曜日 | 通院可能 | |
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火~金曜日 | 塾 | 19時~21時サッカー その後、夜食おにぎりetc 第3金曜日休み |
土曜日・日曜日 | 朝~午後3時まで サッカー |
その後、塾 |
→矯正治療の場合は、平日でも来院しなければ治療上支障をきたす場合があります。
装置の破損、脱離など予期せぬトラブルもあります。それ程多くはありませんが、矯正を始める場合は、その事も心構えとして必要となります。基本は、月曜日中心に矯正治療を考えていきます。
■重要事項
親戚に反対咬合の患者さんの有無 | なし |
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態癖 ※「右下寝」は、顎の発育に影響します。 気が付いた時には、保護者の方が、 「仰向け」に直しましょう。 |
あり 右下寝 低反発枕は使用してない。 睡眠時間は、10時間 |