『TRAINER(トレーナー)』のGOALは、①口呼吸の改善、②口を閉じる習慣付けの2つです。このため、口の周囲の筋肉をトレーニングする意味で『TRAINER(トレーナー)』と名付けてあります。最初は『TRAINER』を入れると、口の下の顎の部分に力を入れるので、「梅ぼし」ができてしまいます。この状態は口の周りの筋肉が弱いという目安になります。しかし、『TRAINER』を入れる事により、1ヶ月もすると口の周りの筋肉が付いてきて、この「梅ぼし」がなくなります。これが筋肉が付いた目安です。例えば腕の筋肉を付けるためには、毎日、鉄アレイ等で鍛えなくてはいけません。口の周りの筋肉も同じように、毎日、口の中に『TRAINER』を入れて口の筋肉を付けるようにしましょう。
■自分の筋肉で歯並びを治しましょう
自宅で『TRAINER』を使って筋肉を付け、学校では『TRAINER』を外し、自分の筋肉で歯並びを治します。そのため、『TRAINER』を外している時の咬む訓練も大切です。外しているときはキシリトールガムを毎日20分以上咬む事を心掛けましょう。また、普段は、ベロ(舌)先の方を、上顎ののど側に反転させるベロ(舌)の訓練をする事も大切な訓練になります。これも大切なトレーニングです。学校で装着しない分、自宅での『TRAINER』を習慣付けましょう。
そうすることで、むし歯になりやすく、右の様な装置な本人の負担が大きい矯正用のブラケット装置を使う時間をかなり少なくすることができます。
■猫背は良くありません
猫背は胸部を圧迫して呼吸しにくくなるため、口呼吸になりがちです。
また、下顎を前に突き出す姿勢となり、口をぽかんと開けてしまいます。
鼻呼吸をするためには姿勢を正す必要があるのです。
(症状、患者さんの主訴について)
①上下顎左側前歯部の反対咬合が気になる。
(これまでの経過)
1歳頃から、何度か、咬み合わせの指摘を受けていたが、「様子見ましょう。」と言われていた。今回、学校検診で指摘を受け、矯正を考えています。先月、石巻デンタルクリニックで歯並び相談を受けて、料金の説明は受けています。その他、矯正器具の概略を受けました。期間は説明されていません。矯正の先生が常駐していない点に不安があり、他を調べて
西村歯科を受診しました。
診断名(左側前歯部 交叉咬合を伴う反対咬合です。)
親戚に反対咬合の患者さんの有無 | あり(母親の姉の息子さんが、反対咬合) 父親→小学生の時、前歯だけ部分的に(ワイヤー矯正?で、治療したかもしれない。) 母親→家系的に上顎前突気味。 |
---|---|
態癖 ※「うつ伏せ寝」が、顎の発育に影響します。 気が付いた時には、保護者の方が、 「仰向け」に直しましょう。 |
あり ①頬杖②唇を吸う癖③うつぶせ寝に近い横向き寝 低反発枕は使用してない。 いびきなし、夜尿症なし、中耳炎なし、 寝起きは、悪くない |