1. 4つの大切な事
1) むし歯
今までの生活習慣の蓄積が、むし歯となり発症しています。
生活習慣を変える機会にしましょう。
2) 歯肉炎・歯石
現時点でのお子さんの体調をあらわしています。
・歯肉が腫れている ⇒ 身体が腫れている ⇒ 身体が浮腫んでいる
・口の中の歯垢が多い ⇒ 腸内環境が悪化している
このように理解し、生活習慣の見直しが必要でしょう。
3) 歯並びの指摘
・重度 ⇒ 学校検診で「重度」と指摘を受けたお子さんは、学校生活に支障が出ると
指摘されたお子さんです。早めに受診し、学校生活への支障をなくしましょう。
・軽度 ⇒ 歯と歯は一点で接触しています。その位置が一つ崩れると、歯並びのアーチ(形状)
が崩れてきます。親知らず(智歯)が完成する15歳頃までに改善しましょう。
4) 顎関節
顎が開かなくなる顎関節症の前症状の場合が多く、早めに受診しましょう。
2. 子どもの矯正は、「なぜ?」大切か?
日本人は、短頭型の民族です。つまり、中顔面(鼻の周囲)の発育が不足しがちな民族なのです。
更に現代人は、口の周囲の筋肉の衰え、口呼吸の増加など、鼻腔を刺激する事が少なく、鼻腔が狭い子どもが多くなってきています。この鼻腔の狭窄を改善する方法は、2つあります。
1つは耳鼻科での外科手術、もう1つは成長期(18歳まで)の顎の発育を促進する矯正装置を装着する事です。
西村歯科医院では、「患者さんの喜びは何だろう?」という視点から、矯正を始めています。
患者さんの喜びは、「きれいな歯並び」と「健康な身体づくり」だと思っています。その為には、毎日、呼吸している空気(20Kg=ごはん100杯分)を鼻で呼吸する事が大切なのです。
「矯正」と「鼻呼吸(身体の健康)」を考えている歯科医院はまだまだ少ないと思いますが、西村歯科医院ではスタッフが充分に勉強しておりますので、是非、ご来院の上、詳しいご説明をお聞きする事をお薦めいたします。
3. こんな矯正は、要注意!
歯並びの相談をした場合「様子を見ましょう」と言われた事はないでしょうか?
ここで考えてみてください。
「原因」⇒「結果」の発現があるのです。つまり、「歯並びが悪い」(結果)には、必ず「原因」があります。この「原因」を追究しないで、改善する事はありません。矯正しないとしても、「原因」だけは、改善しておく事が必要です。「原因」を改善する事により、小さい子どもであれば、改善する場合が多いのです。
矯正治療説明書
(患者さんご相談の症例をご紹介します。)
患者名 〇〇 〇〇様(作成日 H〇〇年6月19日)
生年月日 平成〇〇年6月14日 10歳0か月 男性 身長141.5cm
(* 矯正治療説明書の有効期限は、6ヶ月間となります。)
(症状、患者さんの主訴について)
①上顎 右側 側切歯 が内側に生えている。(写真 ①)
②上顎 左右側 第一 小臼歯が 外側に生えている(写真 ②)
③その他、必要な個所の矯正希望。
診断名は、 上顎スペース不足を伴う 上顎前歯部叢生(そうせい)です。
(これまでの経過・生活習慣・要望等)
①〇〇年初めごろ、〇〇デンタルクリニックにて、むし歯の治療済み。矯正相談したところ、Ⅱ期治療で、抜歯すると言われた。(健康な歯を抜きたくないと思い来院)
②幼少時より、「鼻づまり」があり、耳鼻科に通院 両側 蓄膿症の診断。治療は済むも、現在でも、常時 「鼻づまり」がある。
③アレルギー アトピー、喘息、ハウスダスト、飲み薬 (阿部 こども クリニック)
③輸血、手術の既往あり 8年前 半年前 過剰歯 大学にて
④態癖 左右 横向き寝 をしているかも?しれない。(態癖DVD 済み)
⑤親が仕事のため、土曜日 通院希望。
⑥麻酔が 「怖い」。
(一番 聞きたい事 )
料金と治療法
*歯を抜く治療は、希望しません。