こども矯正をしている場合に、どの様に過ごすのでしょうか? 矯正装置を入れていない場合の生活習慣も大切です。 最終的には、矯正装置を入れないで生活をする訳ですから、その正しい習慣を身に着ける事が、矯正の最終目的になります。以下の事を、しっかり、覚えましょう。
舌の力の影響は大きい
【不正咬合の原因】
・舌の力が弱い
・口を開いている
・唇により130gの力が24時間かかる
・舌は500gの力で一日中動く
⇒このバランスの良いところで歯が並びます。
舌の力が弱いと歯並びは狭くなり歯列不正になります。
日中の過ごし方 【A】【B】【C】
【A】舌の訓練
舌の先を上顎のスポットに着ける訓練をしましょう

【B】口を閉じて鼻呼吸

【C】咬み合せを正しく
顎が前に出ている人は、その様な習慣を自分で意識する事は大切です。
西村歯科医院でも指導しますので、一緒に頑張りましょう。

(西村歯科医院に相談に来た症例です。)
生年月日 平成26年1月31日 7歳5か月 男性
(* 矯正治療説明書の有効期限は、歯根状況により変化する為、4ヶ月間となります。)
(症状、患者さんの主訴について)

(これまでの経過)
①令和元年11月26日(5歳9か月)
当院を受診。矯正説明を希望し受診。矯正では改善せず、将来、外科手術になる可能性が非常に高いと、母親に説明しています。その時は、精密検査希望せず。その後、未来院。
令和2年12月21日(6歳10か月)母親より矯正精密検査希望のため、再度受診。当院では、矯正では改善されず、将来外科手術になる事を説明し、矯正
専門医を紹介しています。〇〇市「〇〇矯正歯科」、仙台市「〇〇矯正歯科」を紹介。その後、来院。
〇〇矯正歯科を受診してみたが、「手術」になると指摘を受ける。
②令和3年4月2日(7歳2か月)
再度、当院を受診。「歯並び相談は、どこにも行っていない」との事。
令和元年11月初診~令和3年4月まで成長経過を観察すると、遺伝性の反対咬合であり、これを、矯正で改善する事は難しいと思われます。但し、上顎が狭く、鼻閉等の症状があるため、上顎の発育を促す治療は必要と思われます。と説明しています。
「結果的に、反対咬合が改善されず、外科矯正に至った場合でも、当院での矯正料金の返金はありません。」この事をご理解の上で、精密検査を考えては如何でしょうか?と説明しました。外科矯正は避けたいとの事で、主人と相談し、決めたいとの事で帰宅。
③令和3年7月6日(7歳5か月)
母親より、当院で矯正を希望し来院。「精密検査をし、ここで矯正できるか?を診査して欲しい。」との事。
この様なお子さんの場合は、遺伝性の反対咬合ケースです。西村歯科医院では、このまま放置をする事はあまりありません。なぜならば、このまま放置しても改善しないからです。ですから、可能な限りアプローチして、改善する機会を作りたいからです。是非、ご相談ください。