宮城郡の歯医者／小児・矯正歯科／土曜診療／西村歯科医院

生年月日　　６歳６か月　女性
（＊　矯正治療説明書の有効期限は、歯根状況により変化する為、６ヶ月間となります。）
（症状、患者さんの主訴について）
①下の前歯が、重なっている。「ハ」の字に生えてきて、下の前歯が全て並ぶか心配。
町の検診で、顎が小さいと指摘を受けた。
　②上の歯並びは、気にならない。
この様な患者さんが来院しました。西村歯科医院で矯正予定です。

こどもの矯正は、色々な方法がありますが、殆どの不正咬合は、歯の並ぶ場所が無い事です。その場所を確保するために、3つの方法がある事をご紹介いたします。
歯を並べる
① 歯を抜いて並べる
② 顎を成長させて並べる
③ 歯を削って並べる
以上、3つの方法があります。それぞれに、ご説明いたします。
１） 歯を抜いて並べる

この方法は、主に、顎の大きさが、これ以上大きくならないことが前提です。つまり、成長終了時期の矯正です。その目安は、身長の発育を参考にしてみます。医学的には、骨年齢で判断します。骨年齢は、西村歯科では、手根骨のレントゲン撮影をして、骨と骨との間に軟骨があるかで診断します。この時期は、個人差が大きいので、個人診断になり、慎重に行います。しかし、なるべく、歯を抜きたくないと思います。もし、自分の子供であれば、抜きません。ですから、成長が終了する前に、何とか、成長不充分な顎の早期に発見し、アプローチする事が大切と、西村は思っています。
２） 顎を成長して並べる

この方法は、子供の成長の重要が考え方です。自然な成長方向に、発育を成長させる方法です。こどもにとっても負担が少ない方法です。また、この成長期は、周囲の骨格、関節、発音、呼吸等大切な機関も、一緒に発育します。これが、大切です。成長は部分では成長しません。調和させて、成長させる事が大切です。西村は、超はした発育をさせる事が、その人の個人的な成長に繋がり、個性咬合の完成に繋がると考えています。個性咬合とは、その人に最も合ったかみ合わせの事です。これを目指します。逆に言うと、不正咬合とは、生体調和がとれていない状態をしまします。これを改善するのが、こども矯正。小児矯正の原点です。

ディスキング（削合）について
歯の表面を、０，５mm程度、形態修正をし、歯と歯同士が点ではなく、面で接触する様にします。この事により、後戻り防止効果があります。この方法は、全世界で行われています。むし歯になる事はありません。虫歯が出来る場合は、飲食や飲食の時間帯が原因の場合が多いのです。西村は、抜くより、この方法が良いのではないかと考えます。
現代の子供たちは、栄養が充分です。ですから、江戸時代より歯が大きくなっているのも事実です。通常は、歯副（はのはば）は、８．４ｍｍですが、私は、患者さん500名以上を計っていますが、０．５ｍｍ以上大きい歯が、9割以上占めています。この事かも、不正咬合が増えていると考えています。しかし、悲観的に考えないで下さい。この子供たちは、しっかりした身体の骨格が確立していることを意味します。ただ、顎の発育は、これに、刺激が必要なだけで、これは、現代食には期待できません。それと、睡眠不足と関わってくるのですが・・。これを、改善するのが小児矯正装置なのです。
～西村歯科医院では～
今は、成長期にあり顎の発育・身体の発育・心の発育に大切な時期です。
諸事情により矯正を延期なされる場合は、御相談下さい。
西村歯科医院の目標は、お子様の「健全な発育」を支援する事を目標にしています。
歯科医院に通院する事により、「少しがんばろう！」という気持ちが芽生える事がお子様の
健全な発育に繋がると信じています。その時は、むし歯の定期健診の予約を取りましょう。
自分の健康は、自分で守る事に繋がれば西村歯科医院としては幸せです。
保護者の方と一緒にお子様のヘルスプロモーション（健康増進）について頑張りましょう！