宮城郡の歯医者／小児・矯正歯科／土曜診療／西村歯科医院

　矯正専門医の先生のお話です。
１０歳の男の子が来院しました。
主訴は、「受け口」「反対咬合」。
１～２年前より、矯正専門医を６か月ごとに定期受診し、経過観察をしていました。
最初は、「切端咬合」だったのですが、段々と「下顎が、前に出て来て」反対咬合となったそうです。
矯正の専門医の先生は、「永久歯が生えてから・・矯正しましょう！」と言われたとの事です。
（母親としては、「話し辛い」・「食べにくい」という事で、お子さんの負担を考えると、早く治してやりたいと・・思って、西村歯科に来院しました。）
私も思いますが、「お母さんの気持ちが、私は、正しいと思います。」
なぜならば、「お子さんは、現在、成長期あるからです。」つまり、口だけの問題ではなく、咽喉の成長（つまり、首の成長＝変声期）、鼻の成長（鼻腔の成長）、口の周りの成長は、正しい咬み合わせをしているから、健全に成長するのではないでしょうか？
つまり、歯並びは、綺麗に並べたとしても（実際は、４本抜歯しますから、４本分が隠れているので、歯並びがわるいままですが・・）、その歯並びを元に、歯並びの周りが成長するわけで、成長してしまった、周りの周囲は、改善されません。
これは、右利きの人が、右手が大きいのと同じで、機能する方が成長が加速されるのと同じです。
この様な点においても、私は、子供の矯正が、大切だと思うのです。