子どもの歯並びが気になってはいるけれど
子どもの歯並びが気になってはいるけれど、自分も歯並びが気になるまま矯正せずに大人になったので別に問題ないかなと考えているといった方も少なくありません。
また、「矯正はしたほうがいいのか?」「いつするべきなのか?」という質問は多いものです。
矯正は痛いらしいから勉強やスポーツに支障が出るのではないか、夜眠れないほど痛かったら可哀想などと心配される保護者も少なくありません。
歯並びの状態にもよりますが、結論的にはしたほうがお子様の将来のためになります。
歯並びが乱れていると歯をしっかり食いしばれずに集中力が緩慢となり、かえって勉強やスポーツにも影響が加わることがあります。
歯並びが整っていたほうが集中力が出て、成績が伸びるケースが多いのです。
歯並びの乱れは骨格の乱れともつながるため、子ども時代から大人になっても肩こりや腰痛などに悩まされたりするおそれもあります。
矯正を行うタイミング
本格的に治療を行うのは永久歯が生えそろう12歳からですが、それ以前の段階で準備をしておくことが望ましいです。
3~12歳までの永久歯が生えそろう前の段階で、初期治療をするのがベストです。
歯や顎の位置を改善する装置や歯がキレイに並ぶように必要に応じて顎を広げる装置、舌のクセを改善する装置などを状態に合わせて使いながら、歯並びを整えるための準備を行います。
かかりつけ歯科で子どもの歯を守ろう
お子様の歯の健康を守り、歯の成長を見守っていくうえでは家族の方の意識や管理も大切になってきます。
虫歯にならないための歯磨きケアやおやつの食べ方を工夫するなどご家庭でできることのほか、かかりつけの歯科を作って、定期的に検診を受け、予防措置やブラッシング指導を受けることがおすすめです。
子どもでも大人でも、虫歯になってから仕方なく歯科に行く方が少なくありません。
ですが、虫歯になる前に定期的に通うことで虫歯を防ぎ、辛い治療を受けずに済みます。
お子様の場合は親子でのブラッシング指導に加え、歯のクリーニングやフッ素塗布による虫歯予防措置なども受けられます。
虫歯がなくても歯科を訪れることで、歯並びの状態が正常かを幼少期の段階で確認ができます。
歯並びの矯正が望ましい場合、適切な時期が来たら早めに始められるので、スムーズな矯正治療が進められるのがメリットです。
虫歯がないこと、歯並びが整っていることは、将来にわたってお子様の健康維持の財産となりますので、かかりつけ歯科を持って定期的に通いましょう。