西村歯科医院では、子供歯並びの相談を受け付けています。もうすでに、500名以上の患者さんの相談を受け付けていますが、その中で、気付くことがあります。それは、子供の睡眠です。睡眠中、特に夜10時から2時までの間は、子供矯正では、ゴールデンタイムと言います。なぜならば、この時間帯が、成長ホルモンが一番分泌される時期だからです。つまり、成長する(顎が育つ)時期だからです。ところが、この時間帯に、深い睡眠に入る生活をしているでしょうか?この事が、現代の子供たちの不正咬合の原因になっていると私は考えています。
子供の睡眠障害には、4つの原因があります。①光②音③化学物質④運動不足です。
①と②に関しては、スマホを中心に目から入る光線や音が原因で、睡眠障害を起こすことは容易に想像できると思います。3歳頃から動画を見ている世代ですので、非常に問題のあるところです。出来れば、夕食後は、動画を見る時間を減らしましょう。
次に化学物質ですが、これの中心は「砂糖」です。この化学物質が、ビタミンC奪い、身体のコラーゲンの再合成を阻害し、歯肉の形成、顎の骨の形成を阻害します。つまり、歯と顎を成長させるタンパク質を不足させる事になります。
そして、最後に、④運動不足です。現代の子供たちは、余り外で遊んでいる時間が無いようです。忙しいですね。これが、睡眠障害を起こしていると思われます。
以上の事より、西村歯科院では、来院している患者さんに、むし歯の検診で来る度に、①~④の指導をしています。子どもの内に、3か月毎に来院する環境は、とても生活習慣を身に着ける場所として最適な場所であると私達は考えています。幼稚園→小学校→中学校→高校と正しい生活のベース作りをする援助をする機関として歯科医院はあるとう使命感を持って仕事をしています。是非、これからの世代を担う子供たちが健康な習慣を身に着けられる様に、保護者の方と一緒に頑張りましょう。