子供の矯正で、早期に治療すべき症例です。
この様な場合は、早期に、子供こども矯正が必要です。9歳頃の症例
→それは、下顎4前歯部の生え変わりで判断します。
前歯が、重なっている場合は、顎の横幅が狭いことになり、顎の成長が、遅延していると判断します。大切なのは、「なぜ?」顎の遅れが生じたのか?が大切です。
例えば、「指しゃぶり」をしていると前歯が前突になったり、上顎前歯部が、内側に生える事により、上顎骨の発育が遅れてしまう様に、不正咬合には何らかの原因があります。
そのことを解消し、順調な発育を見ていくのが、こども矯正の目的です。
これは、大人の矯正では、原因を改善しても歯並びは改善しないため、子供の矯正と大人の矯正と大きな違いになります。
また、顎の成長は部分的なものではなく、顔の成長の中で総合的に成長します。特に、口の成長は、呼吸・関節・嚥下・睡眠とも関連し、お子様の成長に深く関わっています。
以下の習慣は、ありませんか?この習慣を気を付けることにより、不正咬合が改善する場合があるのは、成長期にある子供の時期だけです。大人になってから改善する事はありません。
ここが、子供の矯正と大人の矯正との大きな違いです。
①(第Ⅰ期治療)→顎の発育を促す期間(~13歳頃までです.。)
先ず反対咬合を改善し、下顎が、スムーズに動かせる状態にし、顎関節の発育及び、
上下顎の顎の成長を診ていきます。
③(第Ⅱ期治療)→歯を並べる期間
の3Stepになります。
④(第Ⅰ期治療)この時期は、矯正装置により狭い「顎の発育を促す期間」です。
(歯の生える場所と、下の顎が制限なく自由に動かせて食事が食べやすい状態に、かみ合わせを作ります。)
⑤(再評価)中学生の時期に上顎骨の成長は、約90%が完成します。
12歳以降は、下顎の前方への発育が、盛んになります。(受け口になる可能性が高くなり、受け口になるのはこの時期です。)
*基本的には、西村歯科医院は、発育を促す矯正を中心にしていますので抜歯をしない矯正が主体です。しかし、抜歯矯正が必要な発育をする場合もあり、その時は、大学へご紹介をいたします。また、外科(顔の手術)矯正の必要性についても、その必要性が予見できた時点でご説明致します。その場合は、高校生まで待って、「保険適用の外科矯正」になる場合もあります。(顎変形症の診査も、併せて行います。)
その時の治療費の返還は、ある程度改善している場合が多く、治療費の返金はありません。
⑥(第Ⅱ期治療)中学生以降 歯を並べる期間・成長期終了後 永久歯を並べる様になります。