こども歯並びと、こどもの身体の症状には、意外な関係があります。
以下の症状はありませんか?こども矯正の特徴は、歯並びと一緒に、口の周りの筋肉、呼吸も育つことです。
食育・息育・足育これをバランス良く育てる事を、こども矯正では目標にしています。
鼻がよく詰まる。
口をポカンと開けていることが多い。
いびきをかく。
前かがみで姿勢が悪い。
食べているときにペチャペチャ音をたてる。
話すときの舌の位置がどうもおかしい。
何かを飲み込むときに舌が前に出てくる。
上の歯列の形がV字になっている。
扁桃腺が腫れたり、風邪をひきやすい。
寝汗をかく。
寝ているときに立ったり、座ったりする。
睡眠時間が足りているのに、朝から疲れている。
中耳炎になりやすい。
トレーニングは、勉強やスポーツ、ピアノのレッスンのように、西村歯科医院では、歯並びだけではなく、スタッフと一緒に、唇の弱い子供に、口の周りの筋肉をきたえるトレーニングをしています。
上達するためには毎日実行するという責任と粘り強さが必要です。
今までの悪い週間を完璧になくすことによって、良い発育ができます。
このトレーニングがステップupする喜びを楽しみながら行うことにより、予想以上の効果が得られます。
そして、この時期に、根気強さを身につけることは、とっても大切なことだと思っています。
※ ただし、注意していただきたいことがあります。
今まで「口呼吸」だったお子さんを、「鼻呼吸」に変えるのは、大変なことなのです。
「言うは易(やす)く、行うは難(かた)し」。毎日の習慣を継続することが大切です。
そのためにはサポーター役が必要になります。
人は認められればやる気が出てきます。
この「認めてやる!」という行為を、是非、保護者の方がしてください。
「認めてやる」=「シールを貼る!」→「良く頑張ったね!」声掛ける!
これを、是非して下さい!
そうすれば必ず成功します。
① 必ず「お子さん」と「保護者の方」の二人で行いましょう
禁煙にも同じことが言えるのですが、二人で取り組み一人がサポーター(支援者)となることで成功に近づくのです。保護者の方がサポーター役になると習慣付けがうまく行きます。記録欄のシールは必ず保護者の方が貼って下さい。
② 鼻呼吸は今しか改善できません
口呼吸は「万病の元」です。
口臭、むし歯、歯周病、歯列不正の原因だけでなく、扁桃腺の炎症から免疫力低下につながり全身疾患へ。
近年増加している睡眠時無呼吸症候群にも関与していると言われています。
成長期に鼻呼吸することで、鼻腔の成長を促進する事が出来ます(鼻腔のバルーン(風船)効果)。
そのため、今こそ鼻呼吸が推奨されているのです。
「うめぼしの消失」が目安です。
例えば腕の筋肉を付けるためには、毎日鉄アレイなどで練習する必要があります。
口の周囲の筋肉も同じことです。
そして、今まで口呼吸をしていたお子さんを鼻呼吸にするのは「左利きを右利きにする」ような時間のかかる行為です。しかし、鼻呼吸にしなければ、口呼吸の弊害が起こり易くなったり、お子さんが能力を充分に発揮できず、大きな損失につながります。
是非、保護者の方がサポーター(支援者)となって、鼻呼吸の習慣付けをさせて下さい。
③ 鼻呼吸をすると鼻炎が改善されます
【鼻閉の状態】
『鼻づまり』ですと鼻腔に悪玉菌が繁殖し、アレルギー物質を出すため、鼻粘膜が腫れて鼻の穴が狭くなります。そのため更に『鼻づまり』が悪化してしまいます。
鼻に空気を通すことで、鼻の中に善玉菌が多くなり、鼻の中も広くなり鼻の通りも良くなります。
どのような方法でも構いませんので、鼻に空気を通すことを心がけましょう。
④ 口呼吸は『万病の元』です
口呼吸はむし歯・口臭・歯肉炎を起こすだけでなく、『万病の元』です。是非改善しましょう。
口呼吸をしていると扁桃腺が腫れます。
この扁桃腺から全身の免疫力の低下を起こし、炎症を起こしやすい体質に変化してしまいます。
また、雑菌なども体内に取り込まれ、体内の免疫力も下げてしまいます。
更に呼吸がしにくいことから、睡眠時無呼吸症候群との関連も指摘されています。
⑤ 呼吸は情緒も安定させます
鼻呼吸をすると脳の温度が下がり、怒りっぽさが無くなり、所謂「キレる!」ことがなくなり、情緒が安定します。
鼻呼吸は脳のラジエーター(冷却器)の役割があるのです。
以上の様に、こども矯正の今だからこそ出来る矯正を、一緒にして行きましょう。
宮城県「こども矯正」と「健康を考えて」をテーマに、お話ししました。